直交ロボット一覧(10機種)
直交タイプの現行機種をメーカー横断で集めた一覧です。可搬質量の小さい順に並べています。
直交ロボットは、X・Y・Zといった互いに直角に交わるスライド軸を組み合わせて動く産業用ロボットです。関節を回して動く多関節型やスカラ型と違い、各軸が真っ直ぐ前後・左右・上下に動くため動作が直感的で、位置決め精度を出しやすく、シンプルな構造で組みやすいのが特徴です。決まったルートを正確に繰り返す搬送やピック&プレース、組み付け、塗布・検査といった工程で活躍し、電子部品の実装ラインや食品・日用品の搬送現場などで広く使われています。可搬は小型の数kgから20kg前後まで、リーチも軸の長さで柔軟に設計できるため、ラインの大きさに合わせやすい点も強みです。「同じ動きを正確に、長く繰り返したい現場」に向くロボットといえます。当サイトでは複数メーカーの直交ロボットを可搬やリーチなど同じ条件で並べて比較でき、現場に最適な一台を選ぶ判断材料にしていただけます。
公開情報をもとにロボットスコープ編集部が整理。
| 機種 | メーカー | 可搬質量 | リーチ | 繰返し精度 | 軸数 |
|---|---|---|---|---|---|
| TTA-A2 / TTA-A2S (G) シリーズ | 株式会社アイエイアイ | — | — | — | 2軸 |
| TTA-A3 / TTA-A3S (G) シリーズ | 株式会社アイエイアイ | — | — | — | 3軸 |
| TTA-C2 / TTA-C2S (G) シリーズ | 株式会社アイエイアイ | — | — | — | 2軸 |
| TTA-C3 / TTA-C3S (G) シリーズ | 株式会社アイエイアイ | — | — | — | 3軸 |
| TTA-A4(G)-40-40 | 株式会社アイエイアイ | 6 kg | — | ±0.01 mm | 4軸 |
| TTA-C4(G)-20-15 | 株式会社アイエイアイ | 6 kg | — | ±0.01 mm | 4軸 |
| TTA-C4(G)-30-25 | 株式会社アイエイアイ | 6 kg | — | ±0.01 mm | 4軸 |
| TTA-C4(G)-40-35 | 株式会社アイエイアイ | 6 kg | — | ±0.01 mm | 4軸 |
| TTA-C4(G)-50-45 | 株式会社アイエイアイ | 6 kg | — | ±0.01 mm | 4軸 |
| XY-X SXYx(アームタイプ代表) | ヤマハ発動機 | 20 kg | — | — | — |
掲載スペックは各メーカーの公式公開資料からの転記です。最新・正確な仕様は必ずメーカー公式資料でご確認ください。
直交ロボットの選び方
【単純な構造ゆえの強み】直交ロボットは直動軸の組み合わせでできており、構造が単純なぶん剛性と精度を出しやすく、コストも抑えやすいタイプです。動きが直線的で挙動が読みやすく、保全もしやすいのが持ち味です。 【ストロークを自由に選べる】軸ごとにストローク長を選定できるため、数メートル級の長尺搬送や大型ワークにも対応しやすく、多関節では届かない細長い作業域に強みがあります。 【駆動方式で特性が変わる】ボールねじ(精度・推力)、ベルト(速度・長ストローク)、リニアモータ(高速高精度)と、駆動方式で速度・精度・価格のバランスが変わります。 【レイアウトの考え方】門型・片持ち・XYテーブルなど構成の自由度が高い一方、設置面積は作業域に比例して大きくなります。上方の空間を使う門型は干渉に注意です。 【多関節との使い分け】姿勢(ひねり・回り込み)の自由度が不要で、直線的な移動が主体なら、直交ロボットの方が合理的なことが多いです。逆に複雑な姿勢が必要なら垂直多関節が候補になります。
公開情報をもとにロボットスコープ編集部が整理。機種選定の最終判断は必ずメーカー公式資料でご確認ください。